ユマニチュードで認知症ケアが変わる?

 ユマニチュードの手法は、介護する側の気持ちも解きほぐす効果があるようです。

 
 以前、ニュースでも紹介して大きな反響を呼んだフランス生まれの認知症ケア「ユマニチュード」。
 その後もテレビ番組などで特集が組まれるなど、各所から注目を集めていますが、静岡大学の研究グループがこの手法の習熟を目的としたツールを開発しているそうです。

 これは静岡大学の大学院情報学研究科の竹林洋一教授率いる研究グループによる取り組み。
 「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの基本動作を柱とする「ユマニチュード」の各アクションは言葉だけでは伝わりにくく、一見しただけでは通常の看護や介護との違いがわからないといいます。

 そこで同研究グループでは熟練者を撮影した映像をもとにコンピュータで正しい手法を細かく分析。
 「ユマニチュード」の考案者であるイブ・ジネスト氏にも協力を仰ぎ、初心者でも繰り返し練習できるようなツールを目指していくということです。

 認知症のケアをはじめとする介護は、症状の異なる一人ひとりに寄り添う必要があるため、なかなか正解といえるものがわかりません。
 しかし「ユマニチュード」のような症状に関わらず適用できる方法が周知され、こうした取り組みによって習熟する介護者が増えるのは、今後の超高齢社会の進行を考えると必要不可欠なものなのかもしれません。

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